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徴兵制 復活?−番外編1・アメリカ議会の動きと広がるデマ−







「さぁ、居残り授業の時間ですよぅ〜♪」






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 「さぁ、この時間はわたし藤村大河たいが先生が担当しまーす。みんな〜、用意はいいかな〜?」

 「はぁ〜い」

 「・・・って、Ilvasfeelイリヤスフィール!! なぜここに居るのです?!」

 「あらSaberセイバー、結構な言い草ね。わたしがここに居ちゃいけないわけ?

そもそも、どうしてこのわたしをドイツ編で呼ばなかったの?

『Deutschland ueber alles』と歌いたかったのに!」

 「え〜っと、その辺の事情は林水君から聞いているけど・・・つまり、大人の事情と言う奴ね」

 「説明になってなぃ〜。

だいたいタイガ、貴方も我が軍の誇る6号戦車の名を冠しているのだから、呼ばれなかったことを悔しく思いなさいよ」




    Panzer Kampf Wagen TIGER Ausf.E



 「・・・これはよいタイガー戦車ですね」

 「タイガーって呼ぶな―――!!!

 「えぇっ、タイガ貴方、まさかロシア戦車の新興宗教にでも嵌ったんじゃないでしょうね?」

 「? それってどう言う意味なの、イリヤちゃん」

 「だって、タイガ=TaigaТайгаシベリアの大森林でしょ? 前から怪しいとは思っていたけれど・・・」

 「タイガ違うー!!」

 「・・・大河たいがはシベリアで杉の木を数えていた過去が在ったのですか・・・苦労していたんですね」

 「セイバーちゃんも、勝手に妙な脳内ストーリーを作成しないようにしてちょうだい」

 「Yes, I understood.

ところでこの居残り授業では何をする予定なのですか?」

 「・・・そもそもタイガが教えて大丈夫なの? 英語教師なんだから専門外でしょ?」

 「失礼ねー、わたしはれっきとした先生なんだから。口から泡を吹いて倒れた先生の代理だけどねー。

この授業は居残り授業と言っても、放課後ホームルームの延長みたいなもので1回分はそんなに長くやりません。軽〜くいくの。

テーマは徴兵制に関する時事ネタが中心ね・・・要するに本編に後から組み込むのが面倒なので、こちらで処理します」

 「つまり手抜きなんですね?(なのね?)

 「えへへ〜、バレちゃった。じゃあそろそろ授業に入ります。

・・・まず、下の主張を見てみて」



牡丹の花 「ブッシュ政権は徴兵制復活を画策している!


 「まぁ、デマの類なんだけど。これがなかなか面白いのよ〜

なにせ主張が、事実と180度逆だから」



 米の黒人議員が徴兵復活案「犠牲は全員で」 [読売オンライン 2003/01/08]

ニューヨーク・ハーレム選出の黒人の民主党下院議員が7日、米下院に「徴兵制復活法案」を提出し、論議を呼んでいる。米国はベトナム戦争後の1973年に徴兵制を撤廃、志願兵制度が定着しており、軍関係者はほぼ一致して「現実的でない」と受け止めている。一方、一般兵士は人種的少数派が多いという米軍の実情を背景に、「軍事行動は国民の一部の層だけに犠牲を強いている、との問題提起を行った」と評価する見方も出ている。《中略》

この背景には、米軍の一般兵士に黒人が占める割合は22%と、一般社会の実働人口中の12%に比べ高い比率を占めており、出身家庭も「主に中・低所得者層」が占めている現実(国防総省の調査による)がある。《中略》

これに対し、ラムズフェルド国防長官は早速、「そんな必要は全くない」と一蹴(いっしゅう)。ワシントンの保守穏健派の調査・研究機関「CATO研究所」のダグラス・バンドー上級研究員も「徴兵制は兵士の質を下げ、訓練を難しくするだけ」と法案の非現実性を強調する。退役軍人団体も、「軍隊経験がなく、身内に軍関係者がいるわけでもない政治家が、兵士の犠牲を軽く考えがちなのは事実。しかし、志願兵制度を変える理由にはならない」(湾岸戦争資料センターのスティーブ・ロビンソン事務局長)と冷ややかだ。



 「徴兵制復活法案を出したのは共和党ではなく民主党。・・・しかも問題提起が目的で、最初から成立する見込みが無いのを知った上での行動なの」

 「何をどうやったら、そんな話が逆の主張に発展したワケ?」

 「アメリカでは徴兵制復活の恐怖!を煽るデマが結構飛び交ってるんだけど、どれも噂話レベルで・・・ 要するに、憶測が積み重なって一人歩きを始めたのね」

 「それにしたって、内容が正反対に伝わるだなんて・・・伝言ゲームは恐ろしい」

 「問題提起しようとした民主党議員は正義感に燃えていたんでしょうけれど、

統計的に見たら黒人兵が総人口比率より多くなって当たり前だし・・・歩兵はどうしても肉体労働だから、ブルーカラー層が多くなるでしょう?

アメリカでブルーカラー層内に置ける黒人の比率は総人口比率よりも当然高いし、アメリカ軍の一般兵士に黒人が占める割合が22%なら・・・普通の数値じゃない?

志願制の歩兵に低所得者が多いのは、工事現場で働く人に低所得者が多いのと同じ事だと思うんだけど」

 「じゃあ、特に問題無いじゃない」

 「何を言うのです、まず貴族や騎士が率先して戦場に赴くのが当然です!!」

 「イギリスはそれでいいんでしょうけどね、新大陸アメリカの連中にはそもそも騎士は居ないし

 「・・・最初から居ないのなら仕方ないですね」

 「現代の騎士こそが志願兵であり、傭兵は民間警備会社(傭兵派遣会社)の社員と呼べるんじゃない?

じゃあ、ちょっと早いけど今回の居残り授業はここまでね。

次また美味しいネタが入ったらまたやります。・・・あと2つほどネタのストックは残ってるから、3つ目まではすぐに見れると思うよ〜」









番外編3 「アメリカ議会の動きと広がるデマ、続編」



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